ニュース|熊本大学大学院生命科学研究部神経精神医学講座ページ
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当科奥村武則センター長(基幹型認知症疾患医療センター)の論文がPsychogeriatrics誌に掲載されました。本研究では、認知症サポートチーム(DST)の支援を受けた高齢入院患者を対象に、過去のDST介入歴と再入院時の臨床経過との関連を検討しました。その結果、過去にDST支援を受けた患者では再入院時の在院日数が短い傾向を認めました。また、血清アルブミン値、身体拘束の有無、独居の状況も在院日数と関連していました。さらに、傾向スコアマッチングによる背景因子の調整後も、DST支援歴のある患者では在院日数が有意に短いことが示されました。これらの結果から、認知症高齢者に対するDSTによる多職種支援は、入院中のケアのみならず、その後の入院経過にも好影響を及ぼす可能性が示唆されました。本研究は、高齢者医療における多職種連携の重要性を支持する知見であり、今後の医療・介護連携体制のさらなる充実に寄与することが期待されます。

第1回医局説明会を開催いたします。
精神科に興味のある研修医、医学生の皆さん、ぜひご参加ください!
【日時】2026年6月30日(火)19時~
【場所】トラットリア・フェデリコ・ヌオーヴォ
参加申し込みURL:https://forms.gle/U9PiPhFcYo8qb57v9
第1回熊大神経精神科医局説明会_案内.png
当教室では事務補佐員(医局秘書)を募集いたしております。詳細は下記の通りです。
熱意あふれるスタッフと共に、あなたの経験と能力を活かしてみませんか。ぜひともご応募をお待ちいたしております。
【採用情報】
事務補佐員(医局秘書)有期雇用職員・パートまたはフルタイム勤務
<募集要項>
詳細は以下ご確認ください。
(パートタイム)募集要項(神経精神科・事務補佐員).pdf
(フルタイム)募集要項(神経精神科・事務補佐員).pdf
就学以降の子どもから大人の発達障害を対象とした発達障がい医療センター(担当医師4名)の体制が整いました。学習障害の精査などにも対応しております。当科は精神科救急認定施設であり、また基幹型認知症疾患医療センターも設置されており、急性期から慢性期までの全ライフコースにわたる患者さんの診療を行っています。

The Developmental Disorders Medical Center has established a clinical system staffed by four physicians specializing in developmental disorders in school-age children, adolescents, and adults. The center also provides comprehensive assessments for learning disabilities and related conditions.
Our department is accredited as a psychiatric emergency care facility and additionally serves as a Dementia Medical Center. We provide comprehensive psychiatric care across the entire life course, from acute to chronic stages of illness.
2026年4月1日より、熊本大学病院神経精神科が日本精神科救急学会「精神科救急認定施設」として認定されました。
奈良県立医科大学健康管理センターの山室和彦教授らと当科牧之段学教授らの論文「Sex Differences in Autism Spectrum Disorder: Behavioral and Sensory Phenotypes in Humans and Mouse Models」がTranslational Psychiatry誌にアクセプトされました。近年、自閉スペクトラム症における性差が議論されていますが、このたびマウスやヒトのデータを用いて自閉スペクトラム症の性差を明らかにしました。
令和8年4月より新たに教員・医師・メディカルスタッフが仲間入りしました。
詳細は「スタッフ紹介」をご参照ください。
このたび牧之段教授らの論文がScience Advances誌にて発表され、新潟大学、大阪大学、福井大学との共同研究としてプレスリリースされました。動物モデルとヒトMRIなどの知見を統合させ、自閉スペクトラム症の社会性や脳白質の障害に銅濃度低下が関連することを明らかにしました。牧之段教授らは統合失調症や自閉症のオリゴデンドロサイトおよび髄鞘の研究を続けておりますが、このたび微量元素が関与する可能性が示され、新たな研究展開が期待されます。


<プレスリリース記事>

2026.03.22

当講座・牧之段学教授や奈良県立医科大学・山室和彦講師らによる論文が「Brain」誌にて発表されました。小児期ネグレクトに関与するとされる視床室傍核のオキシトシン受容体発現ニューロンが社会行動や恐怖記憶を制御することを化学遺伝学などの手法を駆使して明らかにしました。我々は成人自閉スペクトラム症者の不良な小児期体験が彼らの諸症状に大きな影響を与える可能性を報告しており、オキシトシン投与が自閉スペクトラム症者の小児期体験依存性のひきこもり症状やPTSD様症状を改善させる可能性が示唆されました。



 
このたび、牧之段教授らによる論文
"How parenting shapes the relationship between autistic traits and self-esteem in youth: a comparative study of autism spectrum disorder" が、国際学術誌 Frontiers in Psychiatry にアクセプトされました。
本研究は、児童思春期における自閉スペクトラム症(ASD)児の自己肯定感の形成に着目し、親の養育態度、とりわけ肯定的かつ支持的な関わりが、自己評価と有意に相関することを明らかにしました。本成果は、ASD支援において家族支援の重要性を改めて裏付けるとともに、児童思春期精神医学の臨床実践および予防的介入の在り方に対して示唆を与えるものと考えられます。

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